６月１３日

９０日間　世界一周

６月１３日　天気　晴れ　パナレア・ストロンボリ島ツアー　７，０８８＋α歩

リパリ島の朝は少しのんびりと８時頃に起きました。部屋で朝食を食べます。

↑ブラッドオレンジジュース

それから港に向かいます。午後の観光船の予約です。迷いはしたのですが、ストロンボリ島に行くコースで登山はしないコースにしました。２５ユーロでした。このツアーは１３：４５集合とのことでしたので、その前に少しリパリ島を観光することにしました。といっても港でレンタルスクーターの客引きをあったのですが、時間的に中途半端だったので、路線バスでリパリ島北側にあるＡｃｑｕａｃａｌｄａ（アクアカルダ）へ往復することにしました。バスは往復で２．６０ユーロです。
その路線バス　リパリ島の道路が狭いこともあってか車両は小型です。そして何故かツーマン運行でした。ただドライバー以外のもう１人の役目が今一つ不明でしたが・・・。でも乗客は結構多く立ち席も出る混雑でした。バスはリパリを出発し島の東側を走っていきます。車窓には青い海が拡がります。
Ｃａｎｎｅｔｏ（カンネット）という場所には道路沿いに海水浴場が拡がっています。さらにちょっと山道を通って、島の北側のアクアカルダに到着しました。昨日の絵はがきのアングルは車窓からは確認できませんでした。さてアクアカルダも素朴な街という感じです。ただバスがすぐに折り返しになるので車窓から見ただけなのですが・・・。リパリ島の北東にあるＳａｌｉｎａ（サリナ島）が近くに見えます。ちなみに帰りのバスの乗客は私１人でした。

↑アクアカルダにて　後ろの島はサリナ島

↑リパリ島のバス

一度ホテルに戻ってちょっとブログの原稿を書いたりしてから、水着をはいて港に行きます。ＢＡＲで昼食かわりにパンを１個食べたから行きました。観光船は結構人が乗っていました。

↑リパリ島を出航

↑船上より

↑ここにも日本のメーカー名が（ＪＲＣ・日本無線）

最初にリパリ島の北東にあるＰａｎａｒｅａ（パナレア島）に向かいます。そこの入り江に船を停泊して海水浴の時間です。入り江には他の観光船やヨットなども停泊していました。ここの海　透明度が半端ではありません。そこまでよく見えます。多分水底まで１０Ｍ以上はあるのかと思いますがずっと見えるのです。ここまで見えると自分が高い場所にいるような錯覚を覚えてちょっと怖くなります。それでも１０分程度少し潜ったりもして青い海を楽しみました。
今回は通常使っているデジカメとは別に以前に使っていたデジカメとハウジングを持ってきました。なので今回は使ってみたのですが、今一ついい写真を撮ることができませんでした。

↑パナレア島の入り江にて

その後はパナレア島の港に着岸してフリータイムです。約１時間３０分ありました。港近くの集落の中を歩いてみたのですが狭い路地と坂道の集落という感じでした。ちなみに島のタクシーがゴルフ場の乗用カートみたいな電気自動車でした。よくパンフレットをみれば島での自由時間的な記述があったのですが、そこまでよく読んでいなかったので、ビーチサンダルではちょっとつらい感じでした。

↑船上よりパナレア島

↑パナレア島にて

↑パナレア島で食べたジェラート

↑パナレア島のタクシー

パナレア島を出航し、ストロンボリ島に向かいます。途中にある奇岩の場所に立ち寄ってから行きます。

↑船上より奇岩

↑船上よりストロンボリ島

↑エオリエ諸島の各島間を結んでいる高速船

そのストロンボリ島　港に接岸し今度の自由時間は約２時間３０分　これには苦笑するしかありませんでした。それでも島の中の港周辺の集落の中を１時間強歩いて、港が島の東側にあるのですが北東の方まで足を延ばしてみました。この島の車は日本ではみかけなくなったオート三輪　日本で実物を見たことはないのですが、懐かしい感じがします。
島内でも火山への登山ツアーなどのお店が何軒かありました。ただ私自身は船で島に近づいた時に、島の形などを見て、改めて登山ツアーに参加しなくてよかったかなと思いました。というのもかなり急な感じで、登りの３時間もとにかく、下りの２時間が結構つらそうに思えたからです。とはいってももし実際に参加していたら、そうは思わなかったのかもしれませんが・・・。

↑ストロンボリ島のオート三輪！？

↑ストロンボリ島にて

さて夕食はピザの切り売りをテイクアウトして、外で食べました。
そして港に戻ってくると、あるリストランテのテラス席から手を振る人がいます。私に手を振っている？辺りを見回しても他にそれらしき人はいません。で私に手を振っていて、テラス席においでと手招きをします。？と思いテラス席に行ってみますと、同じ観光船の乗っていたイタリア人の家族でした。ちょうどピザを頼んでいて、一緒に食べないかと気を遣ってくれたようです。私は今さっき食べたばかりでとは言ったのですがそれでも３切れ程度いただきました。
ただこのピザ　何故かチーズがちょっと粉っぽい感じでした。とはいってもイタリア人の家族には美味しいと言ったのですが・・・。
少し話しをしたのですが、シチリア島北東部　メッシーナに住んでいる家族で、お子さんは１０歳の息子さんと８歳の娘さんでイングリッシュスクールに通わせていると言っていました。私が旅の今後の行き先を話すとちょっとびっくりはしていました。ちなみに私と奥さんで英語の会話をし、奥さんが旦那さんにイタリア語で説明をしていました。
ストロンボリの港を２０：１５に出航ですが、出航しようとすると１人の男性が船に乗せてほしいといっている感じで船の舳先に乗っていました。どうして船内に入らないのかなと思っていると、桟橋近くに停泊していた船に近づき、飛び移って行きました。その後はストロンボリ島の北側に移動します。まずはサンセット　水平線に沈む夕日を見ます。あっという間という感じでしたが、きれいでした。

↑夕日

次はストロンボリ島の北東側にある無人島　Ｓｔｒｏｍｂｏｌｉｃｃｈｉｏ（ストロンボリッキオ島）の近くを周遊します。ここも火山活動で出来た島とのことですが、灯台がある断崖絶壁の島です。それでも灯台の保守の為か階段が設置されていました。

↑ストロンボリッキオ島

最後が今回のハイライト　ストロンボリ島の火山見学です。
これは夜でないと見えにくいということがあるのですが、島にある火山の噴火の様子を海上から観察するのです。黒い噴煙が上がるのが見えたり、何回かはマグマが吹き上がる様子を見ることができました。
これが活動が活発な時には、北側の山肌を溶岩が転がり落ちる光景を見ることもできるようです。また山頂近くでフラッシュの光らしきものが光っている感じでした。なので登山ツアーで参加している人のものなのかなと思いました。

↑山肌を熱い岩が転がり煙があがっています。

↑噴火の瞬間

それにしてもすごいなと思うのが、火山の噴火口の間近まで行くことが出来るということです。
もちろん専門のガイドがついていくのが条件になっているようなのですが、活発な活動をしているにもかかわらず、近くまで行くことができ、噴火の様子を観察することができる。多分活動のパターンが決まっているなどということもあるのだとは思いますが、日本では考えにくいことなのかなと思ったりしました。また世界遺産に指定されるだけのことはあるなとも思ったりしました。

さてその後は船はスピードを上げてリパリ島へ戻ります。
途中一面に拡がる星空の下を船は進んでいきます。星にしてはやけに動きが速いなと思っていると飛行機だったりしたのですが、星空の下の高速クルーズというのもなかなか出来ない体験かなと思いました。

そしてリパリ島に戻ってきたのは２２：３０頃　その時間も島のメインストリートはレストランなどにお客が入り、にぎわっていました。