この時期のサンティアゴの夜明けは遅いです。８時頃でやっと明るくなる感じです。
今日は２泊したＹＨをチェックアウトして、チリを南下します。昨日の日記でも書きましたが、当初の計画では、アルゼンチンのブエノスアイレスに向かう予定にしていたのですが、ちょっと南の方が気になったので、予定変更です。これによって今後のルートがどうなるのかは、現段階では不明です。サンティアゴの南約１，０００ｋｍにあるＰｕｅｒｔｏ　Ｍｏｎｔｔ（プエルト・モン）に移動します。ただ夜行バスなので、昼間はサンティアゴの街歩きです。昨日は月曜日だったので、博物館関係がお休みでした。で今日は博物館関係を見る予定です。
その前にバスターミナルに行って夜行バスのチケットを買います。いろいろなバス会社が運行しているのですが、私はＴＵＲーＢＵＳというバス会社で車種はＳａｌｏｎ　Ｃａｍａというので予約しました。１５，９００チリペソでした。チリやこの後行ったアルゼンチンもそうですが、同じ区間を走っていてもバス会社、車種ごとに料金が違います。
それから６〜７００ｍ位歩いてＰａｒｑｕｅ　Ｍｕｓｅｏ　Ｆｅｒｒｏｖｉａｒｉｏ（鉄道博物館）に行きます。ここはガイドブックの地図に場所だけ載っていて特に情報はなかったのですが、鉄道好きとしては気になったので、行ってみました。
この博物館は敷地内にたぶんかつてチリ内を走っていた蒸気機関車が屋外に何台も展示されていました。またサンティアゴのＹＨの前にも線路が残っていたのですが、以前に走っていた路面電車の資料なども展示されていました。この路面電車　資料などをみた感じでは、廃止されてから１０年程度しか経っていない感じでした。Ｅｓｔａｃｉｏｎ（駅）という名前の建物もあったのですが、その中には、チリを始め各国の鉄道の切手が展示されていました。鉄道好きとしては掘り出し物といった感じの博物館でした。
ただ見学している人はほとんどいませんでした。さらに途中で博物館の係員と思われる人からスペイン語が分かるか？と訊かれたのですが、あいにく分かりません。もし分かれば説明でもしてもらえたのかなとも思いました。

その後はウィンドウショッピングを楽しみます。メトロで旧市街から新市街の方へも行ってみました。ここにもおしゃれな感じのお店などがありました。
夕方ＹＨに戻り荷物をピックアップしてからメトロでバスターミナルに向かいます。バスターミナルではちょっと早いのですが、軽く夕食を食べます。ホットドッグとドリンクです。

私が乗車したバスターミナルはＴＵＲーＢＵＳの専用発着場所なのですが、バスが次から次へと発着してにぎやかな感じです。いったい１日に何台程度発着しているのだろうと思えるくらいです。
そしてバスに乗車です。出発時間は１９：１５です。バスの下に荷物を入れるスペースがあるので、乗務員に荷物を渡すと半券を渡されます。荷物の引換証です。そして車内に入ります。座席配置は２列ー１列になっていて、最後部にはトイレなどがあり、そこだけは１席のみです。座席の幅は広く、シート座席のピッチもゆったりしています。リクライニングは好きな角度でＳＴＯＰはできませんが、４段階程度ありかなり倒れます。乗務員は３人乗務みたいです。そのうちの１人が枕、毛布、カップに入れたミネラルウォーターを配っていました。また名前と下車地の確認もありました。
まだ時間は早いのですが外は真っ暗です。車内もテレビモニターで映画を放送はしていますが、消灯になっています。私も早めに座席を倒し、うとうとします。私の座席は２人掛けの通路側です。隣の座席は最初は空いていたのですが、途中のバス停から乗ってきました。またそれ以外にも途中のバス停で乗客の入れ替わりがありました。そうしているうちに私も眠っていました。ただ途中で何回か目を覚ましたので、爆睡とまではいかない感じです。