今日の天気は全天候型といった感じでした。
朝は７時頃に起きました。まだ外は真っ暗です。昨日買っておいたパンとバナナを食べ朝食にしました。８時頃に宿を出発しようとしたのですが、１Ｆには誰もいませんでした。外の呼び鈴を押したら宿の人が出てきました。
精算をして、バスターミナルに向かいます。バスターミナルは朝から活気に満ちていました。
自分の乗るバスを探します。バスターミナルの人に聞いたら、バスまで案内してくれました。バスは日本の観光バスと同じ感じです。ただトイレは付いています。荷物はトランクルームに収容です。座席は昨日切符を買ったときに、選ぶことができたので、一番前の右側にしました。ただ雨が降っているので、眺めは今ひとつといった感じです。
さてこのバス　途中で何カ所かに停まります。また高速道路上にもバス停があり、そこからも乗車する人がいました。バス停での乗下車はまだわかるのですが、バス停以外の場所でもバスが停まり、下車する人がいます。日本のバスでは考えられないことだなと思いました。
途中の街のバスターミナルで２０分程度停車します。
バスターミナルではコーヒーなどを駅弁スタイルで販売している人がいました。私も紅茶を買ったのですが、カップにお湯を注ぎ、ティーバックを入れて完成です。お砂糖は？と思ったのですが、飲むと甘くなっていました。どうもお湯自体に砂糖を溶かしてある感じでした。

バスはここから一般道を走ります。このあたりは湖があったりして、天気がよければ眺めは最高かと思いますが、あいにく雨がふったり、曇ったりして眺めは今ひとつという感じでした。
途中でコーヒーとクッキーのサービスがありました。ただコーヒーがガラスのコップに入って出てきたのには参りました。舌、肌、指、すべて猫舌の私には熱かったのです。またストローが入っているのも不思議な感じでした。
しばらく走るとまずチリの出国審査があります。ここで全員バスから降りてパスポートに出国のスタンプが押されます。アルゼンチンの入国審査は？と思っていたら別の場所らしく、バスの乗務員がバスに乗るようにと案内します。
そこから３０分程度走ってアルゼンチンの入国審査です。その間は国際線の飛行機みたいに、パスポート上ではどこの国もいない状態です。ところでこのあたりが、ちょうどこのあたりが標高的には一番高い場所らしく、雨がみぞれになり、また路面上には雪はなかったのですが、路肩にはある程度の雪がありました。アルゼンチンの入国審査はちょっと時間がかかりました。パスポートのチェックはそれほどでもなかったのですが、荷物検査があったのです。ただ私のスーツケースは開けることもなく、フリーパスでしたが、バックパックの人が荷物を開けさせられていました。
ところでチリとアルゼンチンでは１時間の時差があるので、時計の針を１時間進めました。ただ携帯はなぜか時差が自動修正されなかったので、後で手動で修正しました。

そこからは下っていきます。途中で街を通ります。ここもリゾート地といった感じでした。さらに右側に湖が広がります。このはるか対岸がバリローチェの街です。遠くには雪を抱いた山も見え、景色は最高です。
ところが、ある場所では一転して荒涼とした光景が広がりました。この差にもびっくりです。

バスは１６時前にバリローチェのバスターミナルに到着しました。
ここで問題が発生しました。ひとつはガイドブックには案内所があるとのことだったのですが、案内所に人はいなく宿のチラシがいくつもおいてあるだけだったのです。なので宿のチラシを何枚か取りました。
もう一つはお金です。チリのバスターミナルにはＡＴＭがあったので、バリローチェのバスターミナルにもＡＴＭがあるだろうと思ったのですが、ありません。ターミナルにいた警官に訊くと街の中心部に行かないとないといいます。アルゼンチンのお金がないので、バスには乗れません。なのでタクシーに乗ることにしました。まず銀行に行ってもらいます。そこのＡＴＭでアルゼンチンペソを引き出しました。それからチラシの宿のＹＨに行ってもらいました。ＹＨの前でもいったん待ってもらい部屋の空きを確認します。空きはＯＫだったので、荷物を下ろしてもらい、精算しました。メーター制のタクシーだったので、その点もよかったです。
ここのＹＨ　ログハウス風の建物です。ベッドのウッド、個人用のロッカーもウッドでした。とりあえず２泊でお願いしました。
まずバリローチェの街を歩きます。ＹＨは坂の途中にあります。そこから湖にむかって下っていく感じです。湖の近くの広場まで行きました。ここで写真を何枚か撮ります。
ところでバリローチェは１９世紀の終わりにスイス人が多く移民したために、南米のスイスといわれているそうです。
確かに建物にしても、まわりの風景にしても、スイスという雰囲気があるのかなという気がします。

それからメインストリートを歩きますが、この通りは歩いていて楽しいです。というのも両側にいろいろなお店があるのですが、スキーやトレッキングのベースとなる街ということもあってか、スキーグッズ、アウトドアグッズを扱うお店が多いです。私の好きなアウトドアブランドのお店もありました。さらに南米のスイスと呼ばれている街だけあって、チョコレートを売っているお店もあちらこちらにありました。ついついアウトドアのお店をひやかしてみたりもしました。
スーパーでお水、バナナなどを買って一度ＹＨに戻ります。海外のスーパーではバナナも量り売りで１本から買うことができるので、重宝します。
ＹＨでは明日のスキーも予約しました。スキー場への往復送迎＋スキー３点セットのレンタル付で１０５アルゼンチンペソでした。リフト代は別で現地で購入で、レンタルウェアも別です。
スキーは好きでシーズンに何回か滑ってはいるのですが、海外で滑ったことはありません。初めての海外スキーがカナダなどではなく、南米でのデビューというのも、すごい話ですが楽しみです。
スキーの予約をしたので、グローブなどを買おうと思い、またメインストリートに行きます。最初「Ｔｈｅ　Ｎｏｒｔｈ　Ｆａｃｅ」に行ってみたのですが、ここはかなり値段が高かったので、Ｃｏｌｕｍｂｉａのアウトレットがあったので、そこに行きました。そこでグローブを買い、さらにスキー用のパンツも見たのですが、さすがにこれは結構高かったので、レンタルすることにします。さらに地元のお店といった感じのところでニットの帽子とネックウォーマーを買いました。上は今回日本から持ってきたＴＩＮＢＥＲＬＡＮＤのもので十分だと思うので、パンツのみレンタルするつもりです。ところでお店ではストックやスキー板を買う人もいて、日本ではありえないスキーリゾートだなと思いました。

買った物をＹＨに置いてから夕食です。いろいろなお店があったのですが、ファーストフードのお店に入りました。とはいってもマクドナルドなどの世界的なチェーン店ではありません。
ここのハンバーガーとポテトとドリンクのセットを頼んだのですが、出てきたものを見てそのボリュームにびっくりです。さらに食べてびっくりしたのが、ハンバーグが網焼きなのです。確かにレジカウンターの後ろの厨房からはジュージューという音がしていたので、かなり本格的な感じです。でこれは食べるのにも一苦労という感じでした。
ところでこのお店　看板に哺乳びんの絵が描いてあります。どうしてかな？と思ったのですが、テーブルの上に置いてあるマヨネーズ、マスタード、ケチャップの入っている容器が哺乳びんの口を大きくしたものだったのです。これには苦笑という感じでした。

その後はチョコレートなどを売っているお店でアイスを食べました。写真に撮ることが出来なかったのですが、かなり大盛りです。オバＱのご飯の盛り方並といってわかるでしょうか？
この街　外は寒いです。ただＹＨも含めて建物の中は暖房が効いていて暖かいです。なので建物の中では薄着でもＯＫという感じです。