バスは走り続けています。夜中に何回か目を覚ましました。やはりバス、座席はそれなりに倒れますが、熟睡とまではいかない感じです。
さて緯度が低くなったこともあるのかと思いますが、８時前には窓の外が明るくなりました。
そして朝食のサービスです。これ以外にコーヒーか紅茶が付きます。

さて南米の大都会ブエノスアイレスが近づいてきたこともあるのか、渋滞にはまりのろのろ運転になったりしました。それでもバスターミナルには１０時過ぎには到着しました。
このバスターミナルでも私の荷物はどういう訳か、ターミナルにいた別の人がおろし、チップを要求します。しょうがないので、硬貨を少し渡しました。バスターミナルでスーツケースを預け、宿探しです。
昨日ネットでブエノスアイレスのＹＨにあたりをつけておいたのです。ただネットで予約しようと思ったら、予約完了メールのプリントアウトをしてほしい旨の表示があったので、予約はしなかったのです。
バスターミナルから歩きます。隣は鉄道の駅です。そこを通り過ぎ、フロリダ通りという通りにむかいます。ここは歩行者天国になっていて、両側におしゃれなお店などが広がっています。なのであるいているだけで楽しい感じです。
目指すＹＨもこの通り沿いにありました。それにしてもすごい立地です。街のメインストリートといってもいい場所に面してあるのですから・・・。かなりいい立地なのかなと思います。
フロントで空きを聞いて、２泊お願いしました。ドミトリーは４人部屋と６人部屋があるのですが、４人部屋でお願いしました。精算をしたら、ベッドの準備は出来ているとのことで、鍵を受け取りました。
一度バスターミナルに戻って、荷物を引き取り、今度はタクシーで移動です。ただこのタクシー　バスターミナル近くのタクシー乗り場から乗ったにもかかわらず、料金は２０アルゼンチンペソといいます。さらにスーツケースを後部座席に乗せるのに、別の人が動き、チップを要求するなど、私も毅然とした態度をとることができなかったという面もあるのかもしれませんが、ちょっとぼられている感じもします。ただ追加料金を要求されるのはいやだったので、先にきっちりと２０アルゼンチンペソを渡しました。さらに下車するときにも、どこからともなく人が来て、スーツケースを下ろそうとしたので、今度は断り、自分で下ろしました。そうチップばかりを払ってもいられません。
ＹＨで荷ほどきをして、軽く昼食です。この日は前日に買っておいたパンとお菓子ですませました。

その後街歩きです。まずはＡｖ．９　ｄｅ　Ｊｕｌｉｏ（７月９日大通り）に行きます。ここは世界で一番広い通り！？と言われているようです。そのとおりかなり広いです。片側何車線あるのかという感じです。ところで海外の通りには、何故か月日の名がついているものが結構あるような気がします。この通りは車道ばかりではなく、中央に緑地やベンチ、噴水などもあったりして、楽しい感じがします。

今度は別の道を歩いて、ＹＨに戻ります。途中からまたフロリダ通りに入ったのですが、ここはいつ歩いても楽しい、そんな感じです。もっともいろいろな勧誘も多いのですが・・・。
ＹＨに戻り、タンゴのディナーショーの申し込みをしました。ブエノスアイレスにいるので、タンゴを見るのもいいかなと思ったのです。１７５アルゼンチンペソでした。食事、ドリンク、デザート付きです。
ただ開始時間が２０：３０からなので、ちょっと小腹が空いたので、バーガーキングでお茶をしました。バーガーキングでお茶というと変な感じもしますが、マックカフェみたいに、カフェメニューもあるのです。
またブエノスアイレスでは、あちらこちらでマックとバーガーキングを見かけます。かなり密度が高い感じです。

タンゴディナーショーのお店まではＹＨから歩いて１５分ほどです。道に迷うことはなかったのですが、歩いていてだんだんとお店もなく、人通りも少なくなっていったので、帰りがちょっと怖いなという感じがしました。
ディナーショーですが、まずはディナーです。
前菜が冷たいものか、温かいものから１品選択、メインディッシュも牛、豚、魚などから選択、デザートもパンプディング、アイスなどから選択でした。赤か白のワインとミネラルウォーターは飲み放題です。
私は前菜はカプレーゼ、メインはステーキ（ポテト付）、デザートはアイス、ワインは白を選択しました。
ワインは１人客の場合、グラスでサービスされます。おもしろなと思ったのが、白ワインに氷が入っていることでした。
料理ですが、カプレーザはちょっと今ひとつという感じでした。ステーキはさすがにお肉のボリュームもあり、肉も軟らかくおいしかったです。

そして２２：００頃からショーが始まりました。まずはタンゴの演奏です。この中でちょっと小さめのアコーディオンの？が気になりました。そしてこれがメインの楽器という感じです。それからダンサーが出てきます。
タンゴを見たのは初めてなのですが、動きの激しさ、早さにびっくりしました。ダンサーたちの華麗な脚さばきに見とれるというよりは、激しさにびっくりの連続という感じでした。さらにタンゴばかりではなく、フォルクローレの演奏もありました。日本でもおなじみの！？”コンドルは飛んでいく”などです。
このショーは演奏、踊り、歌、が盛りだくさんの約２時間でした。

で終わったのが、０時過ぎ　お店の外に出ると、人通りはほとんどありません。さすがに歩いて帰るのがちょっと怖かったので、タクシーを利用しました。
今度はメーターを動かしてもらいました。そしてＹＨ近くで降りました。メーターが９アルゼンチンペソを越えた程度だったので、１０アルゼンチンペソを支払いました。
そのときに、タクシーの運転手が英語で言っていたのが、最低料金が１０アルゼンチンペソだというようなことです。そんなことはないだろうと思うのですが・・・。それにもしそうだったら、メーターの表示はどういうこと？まったくという感じです。
ただその一方で、宿の住所を告げると、ちゃんとその近くで下ろしてくれるのは大したものだなと思います。もっとも番地の付け方に規則性があるからともいえるのかもしれませんが・・・。