９０日間　世界一周

８月１１日　天気　晴れ　タクナ→アリカ　１６，６１４歩

バスはパンアメリカンハイウェイを順調に走っています。昨日と違って道路状態はよくひどい揺れはありません。このバスにも女性係員が乗っていて朝食のサービスがありました。途中で検問があり、バスから全員下車し、パスポートの確認、荷物のチェックなどがありました。 Ｔａｃｕｎａ（タクナ）には９時３０分頃に到着しました。バスが到着したのは国内線のバスターミナルです。チリのＡｒｉｃａ（アリカ）に行くバスは隣の国際線のバスターミナルから出発です。そこまでは国内線のバスターミナルにいた客引きらしき男性に案内されついていきました。それにしてもバスターミナルが国内線と国際線で分かれているというのは、バスが主要な交通手段になっている南米らしい光景なのかなという気がします。 アリカへのバスは少しボロい感じのバスでトイレなどは付いていません。１０ソルでした。バスはしばらくして出発です。パンアメリカンハイウェイを走ります。車窓風景は荒涼としています。そんな道路上にペルーのイミグレーションがあります。 ここで出国審査です。ただこれは係員がまとめてパスポートにスタンプをもらって終了でした。そこからバスは少し移動して目と鼻の先にあるチリのイミグレーションに行きます。ここはちょっと面倒でした。バスからは全員下車します。まずはイミグレーションで入国審査です。ここで、乗客の１人がひっかかりペルーに引き返していきました。次は荷物チェックです。スーツケースをＸ線にかけます。それから再度バスに乗車です。 バスは引き続き荒涼とした光景の中を走ります。そして街が見えてきたと思うと、アリカの国際線のバスターミナルに到着です。 ここも国際線と国内線のバスターミナルは分かれています。ガイドブックに国内線のバスターミナルには荷物預かり所があるとのことだったので、国内線のバスターミナルに移動しスーツケースを預けます。今日の宿探しのためにタクシーで街の中心部に移動します。１，２００チリペソでした。 ところでペルーとチリには１時間の時差があります。また通貨の桁数もチリに来ると一気に増えるので、頭の中が混乱する感じです。タクシーをコロン広場で下車して、ガイドブックに載っているＲｅｓｉｄｅｎｃｉａｌ　Ａｍｅｒｉｃａ（レジデンシアル・アメリカ）まで歩きました。宿に行くとご主人が出てきました。このご主人は日本にいたことがあり、工場でお弁当などを作っていたそうです。なので日本語を少し話します。部屋は２段ベッドとシングルベッドがある４人用のドミトリーでした。でもここを１人で利用でＯＫで１泊１０，０００チリペソでした。一度バスターミナルへ戻り、荷物をピックアップして、再度ホテルに行きます。それから少し街歩きです。最初にタクシーを降りたコロン広場からすぐのところにＭｏｒｒｏ　ｄｅ　Ａｒｉｃａ（アリカ要塞）が見えます。高さ１１０ｍの岩山です。これが海沿いにせり出している感じで、この旅行で行ったシチリア島のチェファル、エリーチェ、パレルモのモンデッロと似たような感じもありました。

↑アリカ要塞

また観光案内所で地図などの資料をもらいました。サン・マルコス教会、旧税関、以前にボリビアのラ・パス行の鉄道駅だった建物などを見ました。また以前運行していたらしいＳＬも展示されていました。

↑サン・マルコス教会 ↑旧税関 ↑ラパス（ボリビア）行の鉄道駅（現在は運休中） ↑展示してある蒸気機関車

それから街中にある旅行会社でＰａｒｑｕｅ　Ｎａｃｉｏｎａｌ　Ｌａｕｃａ（ラウカ国立公園）への１日ツアーの話を聞きます。これは標高約４，５００ｍにある世界最高所の不凍湖チュンガラ湖が気になったのです。 １件目の旅行会社ではツアー自体はあったのですが、集客人数がいないので催行が難しいとのことでした。２件目の旅行会社ではＯＫになりました。朝食、昼食付きで２０，０００チリペソとのことでした。これで明日は標高０ｍ〜標高４，５００ｍというすごい標高差を体験と思っていたのですが、その後で意外な展開になります。宿に戻るとご主人が呼びます。何か旅行会社に頼んだかと聞くのです。？と思っていると、旅行会社から電話が入ります。要は人数の関係で明日のツアーが出せないということなのです。さっきはＯＫと言ったのに、どういうことかと思ったのですが、電話でいろいろと話せるほどの語学力はないので、ご主人にこれからお店に行くからと言ってもらうようにお願いしました。そしてご主人曰く、自分の知り合いの旅行会社なら大丈夫だからと言われ、その旅行会社に連絡を取ってもらいました。すると料金は同じで明後日ならＯＫということになりました。それから旅行会社に行きます。そのときにお店の人は英語でいろいろと言い訳をしますが聞き流しました。私が行った時に別の人も返金を受けていました。 さてこの日の夕食はアリカのメインストリート　２１　ｄｅ　Ｍａｙｏ（５月２１日通り）にあるお店です。最初はガイドブックに載っていたＬａ　Ｂｏｍｂａという消防署の中にあるお店が気になって行ってみたのですが、メニューをみても食べたいものがなかったので、やめました。 メニューはコンソメスープとパスタです。ただこのお店のコンソメスープもいろいろな物が入っていて、スープ自体はコンソメの味なのですが、不思議な感じがしました。

↑夕食