朝起きて朝食をどうしようかと思い、ＹＨ近くを歩いてみました。近くにお店があったのですが、値段がそれなりにします。なので車でスーパーまで行って、パン、ジャム、バナナ、カットメロン、アイスティなどを買いました。ＹＨには共同の冷蔵庫があるので、残りは冷蔵庫に入れました。
それからＹＨ近くのお店で自転車を借りました。というのもこのお店は２日間（４８時間）で２５ドル＋ｔａｘだったのです。ＹＨの自転車もそうでしたが、ブレーキハンドルがありません。でどうするかといえばペダルを逆に回すとブレーキがかかるのです。このタイプの自転車に乗るのは１９９６年に行ったタヒチ以来です。それ故という訳でもありませんが、慣れないせいか今ひとつ運転がしにくい感じです。

さて自転車に乗ってＨｅｍｉｎｇｗａｙ　Ｈｏｍｅ（ヘミングウェイの家）に行きました。ヘミングウェイの作品自体は読んだことがないのですが、ここはキーウェスト観光の定番といった場所なので行ってみました。この日もたくさんの観光客でにぎわっていました。ここではガイドの人が中の案内してくれるツアーがあります。ただ英語での案内なので、それには参加せず、もらった資料を見ながら自分のペースで歩いていました。資料には日本語もありました。撮った写真を見て思ったのですが、この家は窓の配列などから正方形の家のようです。そして庭には大きなプールがあります。これはキーウェスト初の真水のプールだそうで、かなりの建築費がかかったそうです。
またあちらこちらに猫がいます。ヘミングウェイが愛した猫の子孫だそうです。
ところでヘミングウェイはキーウェストには約８年しかいなかったそうですが、その間に全体の約７割もの作品を書いているそうです。夏である今の時期は暑すぎて何もする気になれない感じですが、冬などは温暖で、筆が進む環境だったのかなという気がしました。蛇足ですが、日本の作家でも軽井沢に別荘などを構えて執筆する人もいるようですので、環境がいいと筆が進むのでしょうか？

次はＵＳー１の起点と終点の看板がある場所に行ってきました。看板がある以外は何もないただの街角なのですが・・・。そして昼食はウェンディーズにしました。

一度ＹＨに戻り、着替えて、デジカメのハウジングの準備などをして、ダイビングボートの出航場所に向かいました。ボートに乗る前にレンタル器材の案内がなかったので？と思ったのですが、ボート内に並んでいました。
さてボートが出航してからスタッフからバディ（ダイビングでの相棒）はいないのかと聞かれ１人と答えると、同じく１人で参加の人とバディになるようにと案内がありました。
またウェットスーツを着ないのにウェイトを重めにするなと思ったのですが、その訳は潜ったらわかりました。
ボートは港を出て１０分程度の場所で停泊します。ここでびっくりです。というのもガイドが案内するダイビングではなく、バディで潜るダイビングだったのです。今までにガイドなしでのダイビングはしたことがありません。またレンタル器材にコンパスはなく、バディの人に頼るしかない状態です。
正直不安もありました。またウェイトがオーバー気味で潜行すると速いスピードで潜行します。さすがに耳抜きが追いつかず、いつもの私ではあり得ないことですが、潜行途中でＢＣＤにエアーを入れて、潜行するスピードを落とすほどでした。
さてキーウェストの海　水温が高いせいか、透明度はそれほどではありませんでした。それでもいろいろな魚がいて、また水面を見ると太陽の光が差し込みきれいな光景が広がります。今回は１本目からデジカメを持っていたので、シャッターを押しっぱなしでした。ただやはりというべきなのか、少し迷い、やむを得ず水面に上がり、ボート目指して泳ぐ羽目になりました。
少し移動して２本目です。２本目も同じ形態でのダイビングです。そして２本とも最大深度が８ｍ程度、平均深度は４ｍ程度という浅いダイビングでした。この深度だとウェイトが少し重めにしておかないと、うっかりすると浮きあがりそうになるような気もします。
それにしてもガイドなしで初対面同士でダイビングさせるという形態にはびっくりでした。ただ他の人は特に驚いている状態でもなかったようなので、これが通常なのかとも思いました。