カターニアの次は、日本ではまだあまり知名度がないと思われる、Ｉｓｏｌｅ　Ｅｏｌｉｅ（エオリエ諸島）に行きます。ここを知ったのはイタリアの海の青さを題材にした本でした。（イタリア魅惑のビーチ※この本の詳細はここをクリックしてください。別ページにリンクします。）その本でみた海の青さに一度行ってみたいなを思っていたのです。ただネットで調べてもいかんせん情報が少なく、地球の歩き方でも少ししか情報がありませんでした。それでシチリアにいる間も行こうかどうか迷っていました。がもし行ってホテルがあまりにも高かったり、満室だったら船でまたシチリア島に戻ればいいや　と考え、いちばん大きなリパリ島に行くことにしました。
エオリエ諸島には、シチリア島の数カ所から高速船が運航していますが、いちばん本数の多いＭｉｌａｚｚｏ（ミラッゾ）から行くことにしました。ホステルから駅まではバスで移動です。今日はタイミングよくあまり待つことなくバスが来ました。
そしてカターニア中央駅では、昨日のエトナ山ツアーで一緒だった母親と息子の２人連れに会いました。今日はタオルミーナに観光とのことでした。
少し話しをしたのですが、ミラノから来ているとのことでした。
カターニアからはＦＳ（イタリア鉄道）に乗って移動です。カターニアからの電車はミヌエットでした。この電車以前にも書きましたが、車長の短い３両編成です。ホームで待っている人が結構いたのですが、何とか座ることができました。タオルミーナまでは、上記の親子連れと話をしていました。といっても息子がイタリア語で話し、それを母親が英語で私に聞き、私の話したことを息子にはイタリア語で説明するという感じだったのですが・・・。
タオルミーナでは結構乗客が入れ替わりました。そしてメッシーナ中央駅で乗り換えです。メッシーナ中央駅ではちょっと時間があったので、駅前を見てみたのですが、トラムの線路がありました。トラム　気になるので乗ってみたいところでしたが、先に進みます。
メッシーナ中央駅からパレルモ中央駅行きの列車は客車でした。なので非冷房で停まっている間は暑い感じです。
車窓は左側には荒涼とした山、右側には少し離れた場所に青い海が見えます。また途中で線路の切り替え工事の予定があるのか、別にトンネルを掘ったりしている区間がありました。この中でひとつびっくりしたのが、ある駅でホームの真ん中に踏切があるのです。なので列車が停まっている間は、踏切の遮断機は下りたままでした。

↑メッシーナからの列車







↑建設工事中の切り替え工事区間！？

↑ミラッゾからの高速船

ミラッゾからの船は最初にＶｕｌｃａｎｏ（ヴルカーノ島）に到着します。ここでも少し人の入れ替えがありました。その次がＬｉｐａｒｉ（リパリ島）です。ここでは結構たくさんの人が降りました。
港にはホテルの客引きの人が何人かいました。最初の客引きに値段を聞いたら３０ユーロと言われました。なので、その場ではホテルのカードをもらうだけにしました。次におばさんに声をかけられました。で値段を聞くと２５ユーロといいます。ホテルのカードももらいましたが、Ｖｉｌｌａで設備はシャワーとエアコンとあり値段も手頃だったので、そこにとりあえず３泊お願いすることにしました。
もう１組のカップルと一緒に荷物を車に積んでホテルまで移動です。車でとはいっても港のはずれという感じなので、ゆっくり歩いて５分程度という感じの場所です。そして客室に案内されました。ツインベッド+シャワールーム＋テレビ＋冷蔵庫付きの部屋でした。冷蔵庫の中は空なので、自由に使うことができます。ただエアコンはまだ使用していない時期のようで、リモコン自体が見あたりません。もっとも実際に使う必要はない感じでした。
リパリ島　リゾート地なので、結構ホテル代が高いだろうなと思っていたので、この値段にはびっくりでした。しかもパレルモのシングルルームよりも安いのです。ただこの時期はまだオフシーズンらしく、部屋に張ってある料金表を見ると９０ユーロとなっていましたので、大幅な割引料金のようです。
とはいってもメインストリートのお店は営業し、港では観光船の客引きなどもしていますので、トップシーズンに入る前のいいタイミングだったのかなと思っています。

港では観光船の客引きにパンフレットを渡されちょっと話しを聞きました。すると明日Ｐａｎａｒｅａ（パナレア島）とＳｔｒｏｍｂｏｌｉ（ストロンボリ島）に行く観光船を催行するそうです。ストロンボリ島の火山にも興味があったので値段を聞くと２５ユーロでした。ただその場では予約はせず資料をもらうだけにしました。さらにメインストリートに入りそこからそれて高台に向かいます。高台には大聖堂、エオリエ州立考古学博物館、城塞、野外劇場があります。博物館への入場はパスしたのですが、外観などの写真を撮り、また高台からの街並みや海を撮ったりしていました。
それにしてもここの海の青さも絵の具を溶かしたような青さといい感じなのでしょうか、ため息をつきたくなるような透明な青さです。

もう一つの港　コルタ港の方へと降りて行きます。ここにもいろいろなお店があったのですが、ある店先にあった絵はがきの写真を見て足が止まりました。本に載っていた写真と同じ写真の絵はがきがあったのです。その絵はがきを買ってお店の人に尋ねるとリパリ島の北東部にある場所とのことでした。なので島に滞在中に行ってみようと思いました。
さらにある観光船のお店で話しを聞きました。ここでもストロンボリ島へのツアーが明日催行とのことでした。がここのツアーはよく聞くとストロンボリ島の火山の山頂への登山もするそうです。７０ユーロとのことでした。ただ登りが３時間　下りが２時間とのことで、結構ハードそうに思えました。とりあえず、その場では資料だけをもらいました。

さらに街中には薬局があったのですが、各国語で表示している中に日本語の表記があるのにびっくりしたり、プリントＴシャツ店の店頭に、キティにしてはちょっと不細工だなと思ってよく見るとＨｅｌｌｏ　ＫｉｔｔｙならぬＨｅｌｌｏ　Ｔｉｔｔｙとあったのには、笑ってしまいました。

↑薬局の看板



↑Ｈｅｌｌｏ　Ｔｉｔｔｙ

またスーパーがあったので、朝食用にヨーグルト、バナナ、プチトマト、ドリンク、お水などを購入しました。ところでクロワッサンを買ったのですが、イタリアのクロワッサン　中にジャムなどが入っています。さらに賞味期限が３ヶ月程度あったので、これも不思議な感じがしました。また私の好きなブラッドオレンジジュースもあったので、これも購入しました。これで毎朝の朝食は部屋でのんびりという感じです。やはりホテルに冷蔵庫があるといろいろと重宝する感じです。
さてこの日の夕食はメインストリートにあったお店でピザとスプライトです。ちなみにピザは量り売りでした。

↑夕食とその下に敷いてあったエオリエ諸島の地図



↑夜９時頃のメインストリート